大橋商店

い草というと夏の敷物というイメージですが、
じつは一年中使えることをご存知でしょうか︖

い草は内部のスポンジ状の構造に空気を蓄えています。
この内部の空気層が断熱材の役割を果たし、熱を伝わりにくくします。


夏の暑い時にはい草内部の空気層が熱を遮断し、
冬の寒い時には冷たい空気を遮断します。
い草は優れた断熱性と保温性を兼ね備えているため、
夏は涼しく、冬は暖かく感じられるのです。

また、い草は天然のエアコンと言われるほどの湿度調節機能があります。

湿度の高いときにはそのスポンジ状の内部に湿気を吸い取ってたくわえ、
乾燥してくるとそのたくわえた水分を放出することで、
お部屋の湿度を調節するのです。

フローリングの部屋は底冷えすることがありますが、
畳の部屋は暖かく感じるのは、い草の断熱性と湿度調節機能のおかげなのです。

冬は置き畳やい草ラグの上にコタツを置くのもおすすめです。